Dbvisit Standby Multiplatform DBVISIT

データベースDR(災害対策)マルチプラットフォーム
Oracle、SQL ServerとPostgreSQLの災害対策環境を1つのプラットフォームで同時に設定・運用・管理する、驚くほど簡単なDR(災害対策)ソリューション。
物理レプリケーションを使用し、ハードウェア障害、ロジカルエラー、自然災害、人為的な不具合、停電などの障害から重要な情報を保護。セカンダリのスタンバイDB構築もGUIでクリックするだけで完了する。
最高レベルのデータベース継続性。
Oracle、SQL Server、PostgreSQL、クラウドにも対応する災害対策。

Dbvisit Standby MultiPlatformの特徴

01 マルチプラットフォームでクラウドにも対応

Dbvisit Standby MultiPlatform (StandbyMP)はOracle、Microsoft SQL Server、PostgreSQLのオンプレミスのDR環境を構築するだけでなく、
クラウドベースおよびハイブリットで構築されたデータベース環境にも対応します。

Oracle

ODA、RAC、ASM、Oracle Managed Files(OMF)などのOracle機能を完全サポート。 1つのStandbyMPライセンスで、最大3つのプラガブルデータベース(PDB)をスタンバイ環境に自動的に転送して同期します。

Microsoft SQL Server

WindowsとLinux上のSQL Server 2012以降をサポートします。Windowsのプライマリ環境とLinuxのスタンバイ環境を混合することが可能です。

PostgreSQL

Ubuntu、CentOS、Windowsで、PostgreSQLバージョン10以降をサポートします。
コマンドベースの作業と設定ファイルの修正が基本となるPostgreSQLでのディザスタリカバリの構築と運用をシンプルかつ自動化することで手作業のリスクを軽減します。

クラウド対応

Oracle、Microsoft Azure、AWSなど、クラウドベースのIaaS環境におけるDRサイト構築に対応しています。

※Dbvisit StandbyMPは従来のOracle Databaseのみに対応していた「Dbvisit Standby」よりも強力な機能を実装、アーキテクチャも一新されています。Dbvisit Standbyの代替製品として置き換えもご検討ください。

02 驚くほど簡単なGUIと自動化された管理機能

Oracle、SQL Server、PostgreSQLのDR環境を1つのプラットフォームで同時に設定、運用、管理することができます。同一となったUIは直感的で驚くほど簡単に利用可能です。

日本語対応したブラウザベースのGUI画面で複数スタンバイDBの作成が可能(Oracle、SQL Server、PostgreSQL)。単一のUIで、シンプルな共通のガイド付きワークフローによりDR環境の作成、閲覧、および管理が可能。手動プロセスおよびスクリプトを排除することで、リスクや特定のスタッフへの依存を軽減します。データ通信も暗号化されており、管理者はすばやく簡単に、かつ安心して処理を実行することができます。リアルタイム監視においては、メールとSlackを使用して管理者にステータスと問題点を通知します。

03 データ損失を最小限に抑えた高速リカバリ

Dbvisit StandbyMPはウォームスタンバイで動作可能。
簡単なコマンドまたは自動化されたObserverにより、ほんの数分で高速リカバリ(RTO)できます。リアルタイム監視による問題検出後、自動フェイルオーバー(または手動)も可能です。アーカイブログはスタンバイに継続的に転送されて適用されるため、データ損失は最大でも10分(ユーザ設定可能)まで。低オーバーヘッドアーキテクチャにより、本番環境への影響を抑えてデータ損失を最小限に留めます。

04 安全なDRテスト

高速なデータベースアクションとOracleでの統合DRテストを使用して、簡単にDRテストが実行できます。「Gracefulスイッチオーバー」の機能により、プライマリデータベース環境とスタンバイデータベース環境の間の計画されたスイッチオーバーの実行を自動化し、データ損失ゼロでの移行を実現します。

Dbvisit Standby MultiPlatformの機能

FUNCTION 01 主要機能一覧

機能 説明
フェイルオーバー(自動/手動) プライマリおよびスタンバイの両方のステータスを監視します。エラーが検出されると通知が送信され、システムは事前定義されたルールに従って自動フェイルオーバーを実行します。
Gracefulスイッチオーバー/スイッチバック プライマリとスタンバイ間のスイッチオーバー(役割変更)を自動で実行。計画停止またはDRテストに最適です。
スタンバイデータベース作成 同じプライマリデータベースから複数のスタンバイデータベースを作成して維持します。
カスケードスタンバイデータベースのサポート(Oracle) 単一のプライマリから複数のカスケードスタンバイデータベースの作成をサポートします。
アーカイブログ管理 アーカイブログはスタンバイデータベースに継続的に転送され適用。プライマリ・スタンバイ両方でのアーカイブログファイルを自動管理します。
読み取り専用クエリのレポート 読み取り専用モードのスタンバイデータベースを利用。実行中、アーカイブログを引き続きスタンバイデータベースに送信することができるため、スタンバイデータベースがリカバリモードに戻されると、リカバリが続行可能となります。
スタンバイからのバックアップ(Oracle) バックアップの作成にスタンバイを利用します。
Point in Time リカバリ(Oracle) スタンバイに自動的に同期されたデータを利用して、正確なSCNまたはタイムスタンプにリカバリします。「インテリジェントアクティベート」機能により、アクティベーションの達成が保証されます。
ログ転送時圧縮/暗号化 ログは転送中に圧縮されるため、帯域幅要件が大幅に緩和。暗号化がデフォルトで有効です。
DRテストフォロー アクティベーションテストや状態変更などが含まれた便利なデータベースアクション、および完全なDRテスト(Oracle)アクションを使用することで、DRテストを簡素化します。
GUIコンソール 日本語に対応したブラウザベースのコンソール画面です。直感的なUIで、すべてのOracle、SQL ServerおよびPostgreSQLのDR構成を作成、閲覧、および管理できます。
スマート通知 メールとSlackを使用して、管理者にステータスやログギャップ(同期状態)が確認できるハートビートメッセージを送信。問題が発生した場合のみ通知を行うことも可能です。

FUNCTION 02 DR環境をさらに有効活用する
Dbvisit Standby Snapshot Database機能

ある特定時点でのスタンバイDB(またはカスケードスタンバイ)のsnapshotを作成することで、本番DBを瞬時にコピーできる機能です。本番DBに影響を与えることなく、インフラのコストの増加も抑えつつ、スタンバイDB環境の活用シーンを拡大します。GUIからSnapshot Instanceの設定と作成が可能。運用も驚くほど簡単です。以下の2種類のモードから選択して活用できます。

①開発環境向けのTest、Dev Snapshot(任意のタイミングで取得)
ある特定の時点で取得されたスタンバイDBの、読み取り専用(read-only)または読み書き可能(read-write)なコピーです。DB全体コピーと同じ効果が実現できます。

②レポート環境向けのReporting Replicas(指定の間隔で取得)
取得間隔と取得数を指定し、スタンバイDBから読み取り専用(read-only)または読み書き可能(read-write)なsnapshotを複数作成します。Oracle® Listenerは常に最後に作成されたsnapshotを登録するため、ユーザは接続する度に最新のsnapshotに接続して最新のデータを取得できます。

Dbvisit Standby MultiPlatformの
対応環境

オンプレミスで、クラウドで、またはハイブリッドとして利用できます。

Oracleデータベース Oracle 10.2.0.5から21c(64ビット)
Oracle Editions Oracle Database Enterprise Edition
Oracle Database Standard Edition(SE,SE1,SE2)
Oracle Database Express Edition(XE)
Oracle Storageサポート ASM、ファイルシステム
Oracle Operating Systems Windows 2008R2以降(64ビット)
Linux – IntelおよびAMD(64ビット)
SQL Serverデータベース SQL Server2012から2019
SQL Server Editions SQL Server Enterprise Edition
SQL Server Standard Edition
SQLServerExpress
SQL Server Operating Systems Windows Server 2012以降(64ビット)
Linux – IntelおよびAMD(64ビット)
PostgreSQL 10~16
サポートされているLinuxプラットフォーム Red Hat ディストリビューション ファミリ:Red Hat Enterprise Linux / Rocky Linux / CentOS(7 and 6 only)/ Fedra / Oracle Linux
Linux ディストリビューションのDebian ファミリ:Ubuntu
サポートされているWindowsバージョン PostgreSQL Version 64-Bit Windows Platforms
16 2022,2019
15 2019,2016
14 2019,2016
13 2019,2016
12 2019,2016,2012 R2
11 2019,2016,2012 R2
10 2016,2012 R2 & R1

※クラウドにも対応可能(Oracle Cloud, AWS EC2, Azure)
※Dbvisit Standby Snapshot Database機能をご利用の際は以下の環境を推奨:
Linux Only / 要Logical Volume Manager(LVM/LVM2)/ File System Format: ext3 or ext4 / 十分な Volume Group(VG) のサイズを確保 / 高速 Disk
※各Linuxディストリビューションのサポートバージョンの詳細については、以下URLよりご参照ください。
https://dbvisit.atlassian.net/wiki/spaces/DSMP/pages/3238264943/System+Requirements#9.-PostgreSQL-Requirements

Dbvisit Standby MultiPlatformが
解決する課題

theme 01

災害対策をロースキル、ストレスレスで

日本語対応したブラウザベースのUIで複数のDR環境を管理。ほとんどの機能が自動で実行でき、手動コマンドも簡易なものに。暗号化によるセキュリティ、ユーザフレンドリーな通知機能で、特別なスキルを持たずとも導入から運用・管理まですばやく簡単に、かつ自信を持って処理を実行することができます。

theme 02

ライセンスにかかる膨大な費用の壁を乗り越える

Oracle Data Guardを使用するには別途Enterprise Editionライセンス購入が必要なため、数倍のライセンス費用がかかります。しかし、Dbvisit StandbyMPならOracle Standard EditionでDR環境を構成できるため、ライセンス費用を抑えることができます。1つのStandby MPライセンスで最大3つのプラガブルデータベース(PDB)をスタンバイ環境に自動的に転送して同期できるため、コスト削減に貢献。大規模なシステムであればあるほど膨大な費用が必要になるという悩みを解決します。

theme 03

DRテストがシステム環境に与える問題を最小限に抑える

便利なデータベースアクションによるDRテストを簡単に実施できることで、事前災害訓練が可能に。DRテストを実施するにあたり、事前の環境準備や実施時の複雑さなどの課題が考えられますが、簡易なUIと低オーバーヘッドアーキテクチャにより低リスクで実行可能です。本番のシステム環境にかける負荷を最小限に、少ない工数でDRテストを実行できます。

Dbvisit Standby MultiPlatformの
利用シーン

複数のDR環境を統合

Oracle、SQL Server、PostgreSQLおよびマルチデータベース環境に対応したDR環境が欲しい

  • DR環境を1つのプラットフォームで同時に設定、運用、管理
  • SQL Server SEでも複数スタンバイデータベースの作成が可能
  • 自動フェイルオーバー
  • データ通信の暗号化によるセキュリティ
  • SQL Serverのログシッピング設定、運用、管理を完全自動化
  • 災害対策環境に関するコスト最小化

災害訓練の実施

業務システムの本番環境に影響を与えずにDRテストを行いたい

  • テスト後の環境復元が不要
  • Snapshot Instanceでテスト実行後にスナップショットを削除できるためスタンバイデータベースに影響なし
  • 低オーバーヘッドアーキテクチャ

開発・検証環境構築・AP性能試験

複数のデータベース環境を様々な用途で活用したいとき

  • 開発環境や検証環境の構築時に低負荷でスナップショットを作成
  • レポーティング用データベースを作成
  • アプリケーションの性能試験に活用
  • 会計システムなどでプライマリーデータベースをスタンバイデータベースに定期的に自動レプリケート

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