ついにPDFにも対応!高性能データマスキング製品「Insight Masking」に、AIによる高精度な墨消し機能を備えた新Editionが登場

情報公開請求に対応した文書公開業務などにおける各種行政機関等での墨消し作業の負担を劇的に削減

株式会社インサイトテクノロジー(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:森田 俊哉、以下:インサイトテクノロジー)は、AIによる高精度な墨消し機能を備え、PDF文書の墨消しにも対応した、高性能データマスキング製品「Insight Masking」の新Editionを提供開始したことをお知らせします。

これに伴い、2024年7月16日にリリースした「Insight Masking SaaS Edition」は名称を「Insight Masking」SaaSプランに変更します。なお、墨消しEditionは仮想アプライアンスプランとSaaSプランの両方で提供可能です。

提供の背景情報公開法により、国民は行政機関に対し保有する行政文書の開示請求を行うことが可能です。しかし、開示される文書には個人情報や機密情報が含まれることが多く、これらの情報は墨消し(黒塗り)される必要があります。個人情報保護法でも個人を特定できる情報の保護を義務付けており、情報公開法に基づく文書開示の際にはプライバシー保護の観点からも墨消しが求められます。

さらに、各省庁や地方自治体は情報公開や個人情報保護に関する独自のガイドラインを作成しており、特定秘密保護法のような法令も存在します。これらのガイドラインや法令に従うためには、正確かつ効率的な墨消し作業が不可欠です。しかし、手作業での墨消しは時間と労力がかかり、人的ミスのリスクも伴います。実際に、墨消し処理が不完全だったために画すべき情報が漏れてしまったという事故も発生しています。

高性能データマスキング製品Insight Maskingの墨消しEditionは、搭載されたAIにより迅速かつ正確に個人情報や機密情報を識別し、墨消しを行うことで、行政機関の業務効率を大幅に向上させることが可能です。

機能・特徴

1.個人情報・機密情報の自動検出

AIエンジン(Insight Asir)を用いた解析及び高性能なルールベースに基づき、個人情報はもちろんユーザー定義による機密情報を自動的に検出します。

2.PDF文書の墨消しにも対応

Word、 Excel、 PowerPointなどのOffice製品のほか、PDF文書の墨消しにも対応しています。業務で使われるさまざまな形式の文書で墨消し作業を効率化することができるようになります。

3.ユーザーによる墨消し候補の選択

検出された個人情報・機密情報を墨消し候補として表示します。これらを実際にマスキング対象とするか対象外とするかは、ユーザーが選択することができます。

4.検知対象をフレキシブルに設定・管理

AIで検知しきれない単語に対し、管理者側で検知設定を辞書登録や正規表現などによって自動検知対象に追加することができます。同じ文字でもマスキングの必要性が異なる場合があるため、担当者側でフレキシブルに個別調整が可能です。

5.手動による墨消し追加・削除

自動検出以外にも、直感的なドラッグ操作によってマスキング対象を追加することができます。また、自動検知・手動追加された墨消し候補は個別に手動で削除することも可能です。

6.作業途中の状態保存と再開

作業を一時中断し、その状態から作業を再開することができます。作業の進行状況はPDF形式で保存でき、再開時に保存されたファイルを読み込むことで、中断した時点から効率的に作業を開始できます。

7.メモ機能

ユーザーが墨消し対象又は対象外と判断した根拠を記録するためのメモ機能を搭載しました。後日の判断基準の確認や他のメンバーとの共有が容易になります。メモが残っている単語にはマークがつくため、メモの有無は直感的に識別できます。

8.墨消し又は文字置換えでマスキング

個人情報や機密情報のマスキング方法を、墨消しと文字置換えの2種類から選択可能です。いずれの方法でも、文書のレイアウトや書式を崩さずにマスキングすることができます。

9.墨消し候補の単語リスト出力

墨消し候補の単語リストをCSV形式で出力することができるため、容易に確認作業を行うことができます。

利用シーン

1.行政機関の保有する開示資料の墨消し作業を効率化行政機関に対し情報公開法に基づく開示請求があった場合、保有する資料の公開が必要です。その際に、文書に含まれる個人名や住所などの個人情報、機密情報は墨消しした状態にする必要があります。Insight Masking 墨消しEditionを利用することで、その墨消し作業を効率化します。

2.各省庁向けの報告資料の墨消し作業を効率化各省庁に向けた報告資料や一般公開する資料においても、一部個人情報、機密情報の匿名化が必要になります。Insight Masking 墨消しEditionは辞書登録により柔軟な墨消し対象の設定ができるため、専門的な用語が含まれる文書においても墨消し作業を効率化できます。

3.提案資料など顧客の機密情報が含まれる資料の社内共有・活用顧客名称などの機密情報をマスキングすることで、情報漏えいを防ぎながらお客様への提案資料などのナレッジを社内で共有することができます。

Insight Maskingについて

「Insight Masking」 はデータの保護と利活用を目的としたマスキングツールです。データに含まれる個人情報等の機密情報を自動抽出し、豊富なマスキングアルゴリズムで高速に個人情報の匿名化や、機密情報の秘匿化を行います。

また、大規模言語モデルの進化によって生まれた高度なフリーテキストマスキング技術を搭載しており、メール本文、チャットのテキスト、CRM などの対応履歴・メモ欄といったテキストデータ内の個人情報(氏名や住所、電話番号、会社名 etc.)や機微情報を高速で匿名化・秘匿化し、保護することが可能です。

高性能AIとルールベースの自動検出機能を組み合わせることで、データ漏洩の防止、開発・分析作業の効率化を実現できます。

製品ページ: https://www.insight-tec.com/products/masking/

「Insight Masking」はAWS Marketplaceからも簡単に導入できます。AWS Marketplace上の製品ページは下記リンクよりご確認ください。

Insight Masking (BYOL) – AWS Marketplace
https://aws.amazon.com/marketplace/pp/prodview-6apf37y3z7jda

インサイトテクノロジーについて

インサイトテクノロジーは、1995年の創業時から一貫してデータベース技術を追究し、企業自らが良質なインサイトを得るためのデータ活用基盤「インサイト・インフラ」関連の製品をプロフェッショナルサービスとともに提供しています。

現在では、企業におけるデータの価値を最大化できるよう、データ利活用の統制を図り、データ活用推進を支える攻めと守りの両面のメリットをもたらすデータガバナンスソリューションを提供しています。

また、インサイトテクノロジーが主催するデータ技術者向けカンファレンス「db tech showcase」には、世界中からデータ技術のエキスパートが講師として登壇し、毎年1,000名規模のエンジニアが参加しています。

・株式会社インサイトテクノロジー URL:https://www.insight-tec.com/
・db tech showcase URL:https://www.db-tech-showcase.com/

※記載されている企業名、商品名、サービス名は、株式会社インサイトテクノロジーならびに各社の商標または登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社インサイトテクノロジー
マーケティング本部
担当: 双木、中川
TEL: 03-5475-1450
E-mail:insight-mktg@insight-tec.co.jp

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