株式会社インサイトテクノロジー(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:アレン・マイナー、以下:当社)は、データベース使用に特化したサーバー「Insight Qube」の新世代モデル「Insight Qube Gen.4」を発表し、本日2020年9月10日より提供を開始します。
「Insight Qube Gen.4」について
Insight Qube Gen.4は、従来のHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャー)環境をもとに、企業でのデータ活用にフォーカスして作り上げたプラットフォームで、企業におけるマルチデータベースによるユーザー運用を想定し、運用性、コストパフォーマンス、拡張性の向上をコンセプトとしています。このコンセプトを『ハイパーコンバージド・データ・インフラストラクチャー』(HCDI)としています。
新モデルでは、構成パーツの見直しとパーツの供給元の見直しによって保守サービスの強化を図り、より安定した製品をご提供します。
マルチデータベースに対応するコモディティのフラッシュサーバーをベースとしたHCI環境を提供し、クラウド時代に対応した企業におけるデータ活用のあるべき姿に対応し、サービス多様化に伴うデータ量の急激な増加に対応するための拡張性、保守性に加え、リアルタイム性や高度なセキュリティが求められるシステムの構築を可能とします。
当社ソフトウェアをバンドルし、セキュリティを強化したモデルのリリースも予定しております。
「Insight Qube Gen.4」の特徴
Insight Qube Gen.4は、以下の3つの特徴により、複数種類のデータベースを同一プラットフォーム上で運用することができ、様々な用途のシステムを融合・流用することも可能です。
1、マルチハイパーバイザーとベアメタル
様々なハイパーバイザーとOSに対応しており、ハイパーバイザーとベアメタル環境を同時にサポートしていることが最大の特徴です。これによって、仮想環境下での複雑なソフトウェアライセンス体系を、部分的にベアメタル環境で構成することでシンプルにすることができ、CPUリソースを最適に利用することが可能です。
サーバーの用途毎に自由に組み合わせることができるため、フレキシブルなシステムの拡張が可能です。
2、シンプルで柔軟性と可用性の高いストレージ
アプリケーションやお客様運用上の要件に従って、柔軟にシステムを拡張できます。
また、ストレージノードではメッシュミラーRAID1による高可用性を実現しています。すべてのデータがメッシュミラーRAID1によって冗長化されるため、最小の3台構成の場合においてもノード障害2台までデータロストせずに運用ができます。
3、サービス停止のないハードウェアリプレース
異なるOS/異なるバージョン(OS)間の共有ストレージ環境構築を可能にしています。
この特徴により、古いサーバーと新しいサーバー間にまたがった共有ストレージを提供できるため、データ移行作業が不要となる上、オンラインのままハードウェア更改が可能となります。
価格
最小構成で12,000,000円 より
主な対応OSとHypervisor
- Linux系 :Oracle Linux、Red Hat Enterprise Linux、CentOS
- Windows系 :Windows Server
- Hypervisor :VMware vSphere(ESXi)
寸法
フォームファクター:1Uラックサーバー
奥行 :757.25mm
Insight Qube Gen.4イメージ写真(3ノード)
インサイトテクノロジーについて
株式会社インサイトテクノロジーは1995年の設立で、データベースに関わるソフトウェア・ハードウェア・コンサルティング事業を展開する、データベース専門企業です。大手企業を顧客に持ち、自社開発のセキュリティ監査ソフト「PISO」は、導入企業約700社、データベース監査市場で12年連続国内シェアNo1*の実績があります。またインサイトテクノロジーが主催するデータベース技術者向けカンファレンス「db tech showcase」には世界中からデータベースエキスパートが講師として参加し、毎年700名以上のデータベースエンジニアが参加しています。
URL: https://www.insight-tec.com/
*出典:ガバナンス&監査編 2019年度版 サイバーセキュリティソリューション市場の現状と将来展望(ミック経済研究所)
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