4月から新年度が始まり、インサイトテクノロジーも6名の新入社員を迎え入れることができました。今年の新入社員は、コンサルティング、開発、サービス、営業とさまざまな部署へ配属される予定です。サービス本部と営業本部に新卒が入るのは、なんと十数年ぶりです。
前回のブログでも書いたように、インサイトテクノロジーは創業30周年を迎える「老舗」企業になりました。ですから、創業当初から比べると組織は大きく変化しています。
最初の十年ほどは、良い製品を作れば売れるという信念のもと、開発やコンサル、サポートといった技術職が80%以上を占めていました。それに対して、人事、経理といった管理部門、そして営業部門は少人数で構成されていました。そのため、販売は(株)アシスト様や日鉄ソリューションズ(株)様といった製品販売代理店に大きく依存していました。
現在のインサイトテクノロジーは開発人員と営業系人員数がほぼ同等で、営業・マーケといった部門の割合が大きくなっています。インサイトテクノロジーが作り出す製品の種類が増えたことと、代理店に任せっぱなしにするのではなく自ら説明してたくさんの皆さまに理解していただくことが非常に重要になってきたことが、変化の大きな要因です。
今でも技術職の割合は大きく、インサイトテクノロジーが技術の会社であることに変わりはありません。しかし、以前のようにデータベースに主たるデータが格納されて利用されていた時代から大きく変化しています。利用・活用するデータはサイロ化し、SNSやIoTといったインサイトテクノロジー創業時には存在もしなかった形のデータが現れ、膨大な量になっています。
それに合わせ、データベースからスタートした当社の製品も、フリーテキスト、オフィスファイル、PDFなど様々なデータがターゲットになっています。技術に長けているデータベース管理者だけに販売していた時代から大きく変化し、自社の製品やサービスを売るためには市場調査によるニーズ把握やそのニーズを満たす商品開発、広告宣伝、販売促進、営業といった、営業・マーケティング活動を自ら展開していくことが必要になりました。
新入社員が加わった開発・サービス・営業・コンサルの各部門による新たな視点が製品・サービスの提供に良い影響を与え、それらがより多くの人に必要とされるようになることを期待しています。これから長く続く社会人人生ではありますが、初めてスタートラインに立つという経験はこれが最初で最後です。今後さまざまな困難に直面することもあると思いますが、ぜひ「楽しんで」こなしてほしいと思います。頑張れ、新社会人!
