ゴルフプレイヤーが陥りがちな罠!?重要なのは道具か技術か

今回も、私の趣味の話をしたいと思います。

私の好きなプロゴルフもオフシーズンが終了し、開幕が近づいています。前回のブログでモータースポーツについて触れましたが、ゴルフも道具(ゴルフクラブ)でスコアが変わると言われています。だからでしょうか、スコアアップをうたい文句に、毎年のように新製品が発売されます。

その傾向は、特に「ドライバー」というボールをもっとも遠くまで飛ばすために使われるクラブで顕著です。新製品は毎回、「10ヤード飛距離が伸びる」といった宣伝文句で売り出されます。しかし、新商品に取り替えるたびに毎回5ヤード伸びるとしても、10年前のモデルよりも累積で50ヤードも飛距離が伸びることになってしまいます。さすがにありえません。

多くの熱心なゴルフプレイヤーは、プロゴルファーが使用しているクラブに憧れて同じものを購入してしまいます。私も同様で、最初は古いクラブでは飛ばなくなるような気がして、頻繁に買い替えていました。

しかし、レッスンに通ったことをきっかけに考えが変わりました。自分が使っているクラブでコーチが打ってみると、ボールは素晴らしい弾道で遠くまで飛んで行くのです。やはり悪いのはクラブではないと認識するに至りました。となると、飛ばない原因は自分のスキル不足であることが明確です。結果的に、クラブの買い替えの頻度は、大幅に下がりました。

ゴルフプレイヤー数は、1994年の1450万人をピークとして、最近では500万人まで減っているそうです。しかし、ゴルフクラブは年間1200億の売り上げがあるそうなので、ゴルフプレイヤーひとりあたり1年で2.4万円費やしている計算となります。私自身は3年から4年周期くらいで買い替えを考えるので、4年で約10万となり、納得の数値です。しかし、残念なことにクラブを買い替えてもスコアが大幅に改善された経験はないので、やはり道具よりスキルの問題ですね。

一方で、我々の仕事道具であるコンピュータの処理能力は、毎年大きく伸びているのは皆さんも感じられていると思います。PCを買い替えるとすごく処理が速くなったと感じますが、数日で慣れてしまい、また処理速度に不満を持つようになっていきますよね。コンピュータの処理能力の比較は難しいところがありますが、代表的なCPUのトランジスタ数で比較すると下記のようになります。ゴルフクラブのような10ヤードの進歩どころではなく、何百倍も高速になっていることがわかります。

コンピュータ性能向上の比較(簡易)

CPUコア数クロック(GHz)トランジスタ数
2000Pentium III11.0約2,500万
2006Core 2 Duo22.4約2.9億
2011Core i7-2600K43.4約9.95億
2017Ryzen 7 1800X83.6約48億
2022Ryzen 9 7950X165.7約100億
2024Core Ultra 916(P+E)5.5+ GHz

コンピュータは処理内容が単純な数値計算だったものがAIの動作にまで変わっているので、ものすごいスピードで進化しても感覚的には速いと感じにくいのかもしれません。

そういえば、あくまで私の場合はですが、ゴルフクラブの買い替え頻度とPCの買い替え頻度は同じくらいで3〜4年です。どんな道具でも、新しいものはわくわくしますよね。また、色々と買い替えたくなってきましたよ……。

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