モータースポーツに学ぶ環境を切り拓く力

春が近づいてきました。ということは、私の好きなモータースポーツの開幕ももうすぐそこです。

モータースポーツの選手は毎年のように契約が切り替わるため、オフシーズンになるごとに就職活動(所属チーム探し)をしなければなりません。モータースポーツの選手はほんの一部の選手を除き、スポンサー(お金)を持ち込んで契約を勝ち取るのが普通です。これは、F1などのカテゴリーでも例外ではありません。

モータースポーツは車両が道具であり、その道具のメンテナンスやチューニング、戦略など勝つための要素がたくさんあります。そのため、単純に速い選手が勝つとは限らないのがモータースポーツのおもしろいところです。

通常のスポーツは道具も含めてほぼイコールコンディションで争うものがほとんどです。しかし、モータースポーツは速い選手がより速い車両に乗ることができ、良いチームに所属することができます。イコールコンディションという概念のない、不公平なスポーツと言えます。

しかし今一番速い選手も、最初からいい車両を手にしていたわけではありません。平均以下の車両でトップ10に入賞するなど自分の能力を証明することで、徐々にステップアップしていくのです。

これは、ビジネスの世界にも通じるような気がします。ビジネスにおいても、最初から環境が整っていることはほぼありません。そんなとき、周りの環境が悪いと他責にせず、自分の力で環境を整えようとすることが必要だと考えています。

私は今まで2回の転職を経験しましたが、1社あたり10年以上継続して働いてきました。もちろん、バブル崩壊など事業環境が非常に悪化して苦しい時期も何度か経験しました。そんな時でも何とか自分の力で改善できないかと考え、継続を選択してきたつもりです。仲間とともに苦しい時期を乗り越えていくと、より強くなった仲間達と一緒にいい環境を手に入れることができて、より大きな喜びに繋がります。

いい環境、いい仲間は、自動的には手に入りません。粘り強く活動することで手に入れることができるというところがモータースポーツ選手と通じるように思えて、オフシーズンの動向などのニュースも興味深く見ています。ビジネス環境はイコールコンディションではないのが現実ですが、自分で切り拓くことがビジネスの醍醐味だと考えています。

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