ついに2025年を迎えました。
私が産まれた頃には遙か先のように感じていましたが、2001年に21世紀になってからもう四半世紀が過ぎてしまったことになります。幼いころ、21世紀には世界はどんな姿になっているんだろうとあれこれ夢想していたことを、つい昨日のことのように思い出します。
先日、新聞のコラムを読んでいたところ、あの頃の私たちが想像していた「未来」がすでに通り過ぎてしまっていることに気づき、驚きました。
スタリー・キューブリックの有名な「2001年宇宙の旅」という映画は1968年の公開されたもので、当時からするとおよそ30年後の2001年に人工知能HAL 9000とともに木星探査をする未来が描かれていました。これは2001年時点では実現しませんでしたが、そこからもう随分と時間が経ってしまっています。時間が流れるのは本当に早いものです。
調べてみると、いろいろな映画やアニメで描かれた「未来」は順調に訪れ続けています。ターミネーターとドラえもんはまだこれからですね。
2003年:鉄腕アトム誕生(鉄腕アトム:1963年)
2015年:空飛ぶクルマ実用化(バックトゥザフューチャー:1985年)
2019年:人造人間(レプリカント)誕生(ブレードランナー:1982年)
2029年:ターミネーター誕生(ターミネーター;1984年)
2112年:ドラえもん誕生(ドラえもん:1969年)
今が2025年だと考えると、2029年にターミネーターが誕生するのは難しそうです。ですがこの2年ほどのAIの進歩を見ていると、まだまだ80年以上時間もあることですし、もしかしたらドラえもんの誕生は実現するかもしれません。
映画やアニメで描かれていた未来は遠い先のことだと思っていたのに、既に通り過ぎているというのは驚きです。今の時代に生まれた人が60年代から80年代のような映画やアニメを見ても、当時の人が感じたワクワク感や未来への憧れみたいなものを同じように感じることは難しいでしょう。そう思うと、なんだか得した気分になりますね。逆に、今の人たちは何を通して未来を見ているのでしょうか。
最近は、近未来を描いた映画やアニメは減っているような気がします。こんなにAIが身近になると、近未来を夢のある姿に描くことは逆に難しいのかもしれません。私には想像ができないような、これからの30年、40年後の世界の姿を描いてくれる作品の誕生を期待したくなりました。
しかし、ドラえもんが本当に産まれるのか確認できないであろうことが残念です笑