今回は、久しぶりに趣味の話をしようと思います。
F1レース観戦に行ったという記事を5月に書きましたが、先日2輪の世界選手権であるMotoGPの観戦のためにモビリティリゾートもてぎに行ってきました。F1の観戦はあの時が初めてでしたが、私のMotoGPの観戦歴は長く、ロードレース世界選手権と呼ばれていた頃からになります。日本(鈴鹿サーキット)で開催された1987年から欠かさず観戦を続けてきましたので、もう40回くらいは現地で観戦している計算になります。(日本で年に2回開催された年が数回ありました)
独身の頃のみならず、結婚後も子供を連れて欠かさず観戦を続けてきましたので、私がこの大会をどれほど好きかご理解いただけるかと思います。海外まではさすがに行っていませんが、テレビ中継があれば欠かさず観戦してきましたので、もう数え切れないほど2輪のレースを見ています。
今年のMotoGP日本グランプリの入場者数を調べてみました。
- 初日4日(金):1万3067人
- 2日目の5日(土):2万5046人
- 決勝日の6日(日):4万2018人3日間トータル:8万131人
一方、4月に開催されたF1日本グランプリの入場者数はこちらです。
- 練習走行日(金曜日) :5万人
- 予選日(土曜日) :7万7000人
- 決勝日(日曜日) :10万2000人
- 3日間トータル:22万9000人
4輪の方が2.8倍ですから、圧倒的に人気がありますね。
さて、2輪の販売台数は1982年の328万5千台をピークに、今は当時の1/10になっています。これは、原付1種(50cc)が大幅に減ったからで、50ccよりも排気量の大きいオートバイの販売台数は実は大きく変動していません。
オートバイはホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキと、日本メーカーが世界市場の40%〜50%を占めています。ホンダに至っては、なんと単独で30%を占めています。現在、世界のオートバイの販売台数はアジア地域向けがかなりの割合となっており、アジアにはオートバイのことをホンダと呼んでいる国があるほどです。特に、インド、中国、インドネシア、ベトナム、タイなどの国々ではバイクが主要な交通手段であり、必然的に販売台数も非常に多くなっています。なかでもインドは世界最大のオートバイ市場であり、年間2000万台以上の販売があります。
ちなみに現在日本の普通二輪、大型二輪の購入者の平均年齢は55歳ということなので、この先日本のオートバイ市場は残念ながら縮小してしまいそうです。それぞれのお国事情はありますが、こんなところからも日本の元気のなさを感じてしまいますね。オートバイに関しては国内需要が減ってしまったという背景はありますが、日本の製造業の底上げのためにも、ぜひ若い人にもオートバイやクルマといった乗り物を積極的に使っていってほしいなと、一モータースポーツファンとして願わずにはいられません。
PS
今年、小椋藍選手が2009年以来の日本人世界チャンピオンに輝きました。Moto2クラスというセカンドクラスになりますが、あまりネットニュースでも取り上げられることが少ないのが残念です。2輪レースが盛んなスペインやイタリアでは、チャンピオンともなると大変な有名人になり、外国人であってもTVコマーシャルにも起用されるほどです。そうしたこともあって、イタリアで最も有名な日本人は250ccクラスで世界チャンピオンになった原田哲也選手だそうです。小椋選手は来年MotoGPクラス(4輪で言えばF1)に昇格しますので、個人的に来年の活躍を非常に楽しみにしています。