インサイトテクノロジーはITのトレンド変化にどう対応するのか?

今年7月に開催したdb tech showcase 2024 Tokyoは、1ヶ月ほど前からアーカイブ配信がスタートしております。是非チェックしてみてください。

さて、そのdb tech showcase 2024 Tokyoでは、今年も私がオープニングセッションを務めさせていただきました。以前の記事と内容が重複する部分もあるかと思いますが、セッションで伝えたかった内容について今回のブログでも記述させてください。

db tech showcaseは、今回で13年という歴史を積み重ねてきました。主催である私たちインサイトテクノロジーは、日本オラクル社に在籍していたメンバーによって設立されました。そして設立時から一貫して、データベースに関する製品開発及びデータベースプロフェッショナルサービスを提供し続けています。そうした背景があって、db techという名前でイベントを開催してきたわけです。

とはいえ13年も継続していると、このブログでも何度かご紹介しているように、データベースに留まらないテクノロジーのセッションが増えてくるものです。特に顕著なのがクラウドとAIだと言えます。db tech showcaseの変化はIT業界の変化を反映していますので、これは当社の事業にも影響を及ぼしています。

例えば、IT業界のトレンドであるクラウド、ビッグデータ、IoT、DX、生成AIといったものに対応する機能が、当社で開発している製品にも取り込まれるようになりました。そして、近年で大きな変化と言えるのが、非構造化データへの対応です。データベースに格納されているデータは、基本的に特定構造にフォーマットされた数字やテキストの形式の構造化データです。一方の非構造化データは、SNSのアクティビティ、ビデオ、画像、IoTなど様々な形式で保存されています。当社製品では、非定型データの全ての形式に対応することはできないものの、フリーテキストや画像といったものへの対応を進めています。データマスキング製品であるInsight Maskingは、先行してこれらの非構造化データへの対応を始めました。

非構造化データは、まさにAIによる対応に適したデータとなります。従って、今までデータベースのみがデータ活用の基盤だったものが、AIを組み合わせることで、活用できるデータの範囲が飛躍的に拡がるわけです。

AIが活躍する非構造化データは今後生成されるデータの80%を占め、年間55%〜65%の成長率で増加すると予想されている一方、データベースに格納される構造化データは年間10%の成長率と予想されています。しかし、データベースに格納されているデータは企業の根本を支えており、IT投資の60%は構造化データに向けられています。

今後の事業成長を考えると、インサイトテクノロジーでもデータベースだけでなく、AIについて投資を行っていかなければならないのは明白です。日本はこのAIの分野でも遅れを取っていると言わざるを得ませんが、AIは「社会実装」されて初めて本当の意味での活用になります。ですから、これからいかにAIを社会実装していけるかが、インサイトテクノロジーとしても最重要事項になってきます。生成AIに聞いて回答を得るといった単純な活用ではなく、実際の事業フローに取り込まれることを目指した製品開発を進めています。

まだここで詳細をご紹介することはできませんが、これからのインサイトテクノロジーのプレスリリースなどにぜひ注目してください!

db tech showcase 2024アーカイブ動画サイト概要

公開期間:2024年8月8日(木)~2025年6月下旬(予定)
視聴URL:https://www.db-tech-showcase.com/archive/
視聴方法:会員登録制(登録無料)

アーカイブ動画の視聴方法がご不明な場合は、こちらをご確認ください。

最近の記事

TOP CEOブログ インサイトテクノロジーはITのトレンド変化にどう対応するのか?

Recruit 採用情報

Contact お問い合わせ

  購入済みの製品サポートはこちら