「鶏」としてdb tech showcaseに思うこと

「鶏頭龍尾」という言葉をご存じでしょうか?

1990年に当時の東京大学学長だった有馬朗人学長が入学式で述べられた言葉で、ちょうど私が社員30万人を超える日立製作所を退職して社員3名のソフトビジョンという会社に転職した頃だったこともあり、『どんなに大きく、有名な会社のサラリーマンでいる(竜尾)よりもどんなに小さい会社でもいいから、主に(鶏頭)成れ!』とまるで自分に言われたかのようで、大変勇気づけられたものです。

正しくは「鶏口牛後(けいこうぎゅご)」で、大きな集団の中で尻にいて使われるよりも小さな集団であっても長となるほうがよいという意味です。当時は誤用だと言われたこともあったようですが、大企業たる巨大組織は牛どころではなく、もっともっと巨大で荒々しささえ兼ね備えているという考えから、有馬学長はこのような言葉を造ったのだそうです。個人的には、意味は同じでも牛よりも龍の方がしっくりきます。

大企業を「龍」と呼ぶなら、現代の「龍」はGAFAでしょうか?先日開催されたAWS Summit Japanでは、幕張メッセに5万人が集まり大変な盛況でした。一方で、弊社主催のdb tech showcaseは2000名ですから、インサイトテクノロジーは正に「鶏」かもしれません。db tech showcaseにはAWS、Microsoft、Google、Oracleといった「龍」たちからPingCAP、MongoDB、Aerospikeなどの海外の新興・中堅、そして日本のノーチラス・テクノロジーズやインサイトテクノロジーのような純国産ベンダーまで規模を問わず様々な会社が参加しており、「龍」と「鶏」が同じ土俵でその技術を広く知ってもらうためのイベントでもあります。

インサイトテクノロジーが13年に渡ってこのような場を提供し続けているのは、会社規模に関係なく「おもしろくて興味深いソリューションを提供している企業がある」ということを知ってもらいたいという意図があります。

特に若い技術者には、メジャーな会社のソリューションだけでなく、「鶏」たちが提供している技術も知ってほしいと思っています。

db tech showcase 2024は、明日からスタートします。まだ事前登録は間に合いますので、是非ご参加ください。

db tech showcase 2024 Tokyo のお申し込みは、以下から
https://www.db-tech-showcase.com/2024

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