巷では、ChatGPTが大きな話題となってAIの危険性までテレビを含めたメディアで論じられるようになっています。ChatGPTをうみ出したOpenAIは、営利法人OpenAI LPとその親会社である非営利法人OpenAI Inc. からなるアメリカの人工知能(AI)の開発を行っている企業です。
その成り立ちを調べてみると、
・2015年12月11日、サム・アルトマン、イーロン・マスクらによってサンフランシスコで設立され、合わせて10億米ドルが提供された
・2018年2月、イーロン・マスクがOpenAIから離れ、役員を辞任した
・2023年1月23日、OpenAI LPはマイクロソフトから100億米ドルの出資を受け、マイクロソフトが49%の株式を取得
とあります。出資者であるマイクロソフト社には、多数のChatGPTに関する問い合わせが殺到しているそうです。
その後、Googleも「Bard」という日本語対応した、ChatGPTと同様のジェネレーティブAIを試験運用開始しました。Amazonも2023年4月13日、企業向けのAIプラットフォーム「Amazon Bedrock」をリリースすると発表し、ジェネレーティブAI分野でOpenAIなどが提供する企業向け製品と競合することになりました。
そもそもChatGPTを可能にしたテクニックは、Googleの研究者が2017年に公開したTransformerが元になっています。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、Web上の大量のデータをもとに学習する文章生成言語モデルを指します。「事前学習済みの文章生成変換器」ということのようです。
ちなみに、弊社が提供しているInsight Data Maskingでは、「GPT」に対して「BERT」というディープラーニングの手法を主に採用しています(GPTも一部使用)。色々な新しい用語が出てきて、我々のような古い技術者は、理解するのが大変です。弊社のマスキング製品を開発している技術者に整理してもらったのが以下のイメージです。
今回、ChatGPTについて調べていた中で、元MIT教授であり現在はベンチャーキャアピタリストの伊藤穣一さんのYouTube動画が非常に参考になりました。その中でChatGPTの頭脳のレベルについて、「GPT-3っていうのはまあまあ頭のいい小学生っていう感じで現在のGPT-4になると大学生のレベルだよね」と述べています。実際に、GPT-4はアメリカの司法試験で上位10%に入る成績を叩き出していて、かなり賢い大学生といったレベルまで達していると言われています。
伊藤さんは、答えを求めるよりも対話でつまらないことを調べて生成してもらえるのが便利と言われていました。
ChatGPTの利用規約によると、「規約に従うことを条件にアウトプットの全ての権利を譲渡する」としています。また、「商業目的を含め、どんな目的にもコンテンツを使用することができる」とも記載されています。すなわち、ChatGPTに質問して回答された文章は、利用者が権利を持っている事になり、ビジネスでも利用することができます。
ということで、当ブログのコンテンツもChatGPTでできないかと思い、ChatGPTに聞いてみました。
下記は聞いた結果となります。確かにほんの数秒でここまで調べて回答してくれるのは楽ですね。
今後は、私も使っていこうと思います。
質問:ChatGPTについてのブログを初心者向けに書いてください。
ChatGPT:
はい、初心者向けにChatGPTについて説明します。
ChatGPTは、OpenAIが開発した人工知能の一種であり、自然言語処理を用いて人間とのコミュニケーションを行うことができます。ChatGPTは、GPT-3と呼ばれる技術を採用しており、トレーニングデータから自然言語のパターンを学習し、それをもとにテキスト生成や応答を行うことができます。
ChatGPTは、誰でも簡単にアクセスできるオンラインサービスとして提供されており、Webサイトやアプリ、チャットボットなどの形で利用されています。例えば、お問い合わせ窓口やカスタマーサポート、自動応答システム、チャットボットアプリなど、様々な場面で利用されています。
ChatGPTは、多岐にわたるトピックに関する質問に答えることができます。例えば、歴史や科学、文化、技術、健康、ビジネスなど、様々な分野に関する知識を持っています。ChatGPTに質問をする際には、自然な言葉で質問することができます。ChatGPTは、その質問内容に基づいて適切な回答を返します。
ChatGPTは、今後もさらに進化していくことが期待されています。より高度な言語処理技術が開発されることで、より複雑な会話が可能になることが期待されています。これにより、ChatGPTは、より多くの分野において、より高度なサポートを提供することができるようになるでしょう。
ChatGPTは、人工知能の進歩によって、私たちの生活やビジネスにおいてますます重要な役割を果たしています。私たちは、ChatGPTを通じて、より良いコミュニケーションや情報アクセスの世界を実現することを目指しています。
質問:ChatGPTの使用に適した業務は、何でしょうか?
ChatGPT:
ChatGPTは、自然言語処理技術を活用した人工知能の一種であり、多様な業務に応用されることができます。以下に、ChatGPTが特に適した業務についていくつか紹介します。
・カスタマーサポート
ChatGPTは、顧客からの質問や問い合わせに対して迅速かつ正確な回答を提供することができます。カスタマーサポートの業務においては、ChatGPTを利用して自動応答システムを構築することができます。これにより、顧客の問い合わせに対応するための人員を削減し、コスト削減や生産性向上を図ることができます。
・オンラインコンシェルジュ
ChatGPTを活用したオンラインコンシェルジュサービスは、観光客やビジネスマンなど、市内の案内や予約の手配を必要とする人々に対して、24時間体制でサポートを提供することができます。ChatGPTを活用することで、自然な言葉でのやりとりが可能になり、人間のコンシェルジュに近いサービスを提供することができます。
・教育・学習支援
ChatGPTを活用した教育・学習支援サービスは、学生やビジネスマンなど、学習や調査に必要な情報を迅速に提供することができます。ChatGPTを活用することで、膨大な情報を短時間で処理し、適切な回答を返すことが可能になります。
・マーケティング・セールス支援
ChatGPTを活用したマーケティング・セールス支援サービスは、顧客とのコミュニケーションを改善し、顧客のニーズに合わせた提案や商品の説明を行うことができます。ChatGPTを活用することで、顧客とのコミュニケーションの自動化や顧客ニーズの把握、商品の自動推薦などを行うことが可能になります。
以上のように、ChatGPTは、顧客サポートや案内業務、教育・学習支援、マーケティング・セールス支援など、様々な業務に応用できます。